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※元々はブログで数日に分けて投稿した内容を再編集して1ページにまとめました。
経営戦略として(2017/04/23)
今現在レジン作家として仕事をしているのに言うのもあれですが、ハンドメイドの世界では特にレジンやらビーズを中心とした女性向けアクセサリーは作家も作品も飽和状態なのは事実。仕事としてやるんであれば、誰でもできるようなものではダメなんですよね。他人ができないことをやらなければ埋もれるだけなんですよね。

もちろん今やっているこのレジン作品が簡単だとか商売としてはダメだとかって意味ではないですよ。ただ、いい作品が売れる作品が作れるかどうかは作り手のセンスの問題とはいえ、レジンは特殊な設備は不要ですし、レジンの取り扱いそのものは簡単なので比較的始めやすく、既に述べた通り飽和状態であるのは事実ですからね…

以前木材を試してみましたが、自宅でやるにはうるさすぎるし作業スペースは確保できないしで断念しました。他にはガラス系とか七宝焼きとかが気になっているんですが、作業スペース的・予算的に窯とか特殊な設備が必要なものはまず無理ですからね…

あとはレザーコードくらいかなと。ターゲットの話にも関係しますが、レジンやビーズよりは男性向け作品が作りやすいというメリットはあると思いますが、結局レザー系もレジンやビーズと同様に飽和状態ですからね。

付加価値・他との差別化的な意味があるかどうかはわかりませんが、実はイベントでよく驚かれることがあって、それは、このレジン作品を男性が作っているという点なんですが、逆に木材とかレザーとか銀細工辺りだと男性作家も別に珍しくはないですからね。




何故レジン以外を考えなきゃいけないなという話になったのかというと、1つは単価なんです。

趣味でやってるから材料費の回収ができればいいや程度の人は別ですが、仕事としてやっている以上はありとあらゆる費用と利益を計算して作品の価格を決めなければなりません。売れやすい低単価も非常に重要ではあるものの、機械で量産しているわけではなくハンドメイドで1つひとつ時間を掛けて制作しているものですから、低単価に偏った薄利多売は避けたいところ。逆に高単価の作品ばかりでまぐれ当たりを期待するのは、博打であって商売とは言えませんし。

ハンドメイドに定価はないので自由に設定できるわけなんですが、正直言ってレジンで数千円の作品を作って売るのは難しいと思うんです。いい作品が作れれば高くても売れるって言われればそれまでなんですが、ビーズとかレジンは比較的低単価になりがち。

価格の設定方法や相場については後日別に記事にしたいと思いますが、定価が存在しないハンドメイドとはいえ、市場の相場というのはある程度出来上がっていますからね。

いくら作品のレベルがどうのという話をした所で、例えばネックレスを中心としたアクセサリーであればアトリエD&Rでも1,500円〜2,000円前後の価格帯で販売実績はありますが、ストラップを1本1,500円で売れるかといわれると難しいですよね…その点例えばポーセラーツなら、お皿やマグカップという時点である程度の金額を設定することができますからね。




経営戦略として作品のカテゴリや単価を考えなきゃいけないんですが、さらにどのような人達をターゲットに販売していくのか、も考えなくてはなりません。

まずは単純にターゲットは女性なのか男性なのかという話なんですが、現在ハンドメイド市場は女性向けが圧倒的。というのも、男性の場合は服やアクセサリーなどをオーダーメイドする習慣というか文化がありませんからね。せいぜいスーツのオーダーメイドに始まり、ビジネスで使いそうなもの、くらいでしょう。ハンドメイドというよりオーダーメイドとかカスタムといった言葉の方がイメージしやすいのではないでしょうか。

ではハンドメイドで男性向けは商売にならない(需要がない)のかといえばそうではありません。ハンドメイドの男性向け市場が狭いのは、需要云々以前にハンドメイド文化が定着していないからであって、市場の開拓は未知数といえるのではないかと思います。

ですが実際のところ、マーケットリーダーとして男性向けハンドメイド市場を開拓して引っ張っていけるような人やお店が出てこない限り難しいという気がします。実際、男性である私からしても、正直言って男性向けハンドメイドって何を作れば売れるのかわかりません。強いて言えば、やはり名刺入れなどのビジネスで使えそうなものくらいですし。

アトリエD&Rの現状としてはアクセサリー(レジン、のちにスワロが加わりましたが)や食器類が多いので、男性向けを全く作らないというわけではありませんが、やはりターゲットは女性になるのかなというところです。

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